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ジャズと救急車

9日、〆切明けの休日。前日渡された原稿のゲラチェックに手をつけた方がいいのだが、「月曜日まで」と言われていることもあって、どうにもやる気がしない。まあ、この日はもともと〆切り明けのオフ。休むことにしましょ。

昼過ぎ、MSさんから電話が入る。今日の夕方のライブの「最終確認」。

日曜日に行ったN村寿司の店主がジャズ好きで、この日沼袋のOrgan Jazz倶楽部で行われるライブに行かないか、と誘われ、「行く」と答えたのだ。

ライブ自体は20:00からだが、その前に18:00ごろから、居酒屋で飲むのだという。その場所の「最終確認」である。

この日は、NHKではなく、民放をかけっぱなしにしていたのだが、森友学園の籠池理事長が小学校の建設現場を訪れ、メディアの前で「独演会」。いや、これが面白過ぎて、釘付けになりましたわ。まあ、ウルトラ右寄り小学校の認可は取り消されるでしょうなあ。

17:00ごろに入浴し体を清めて、いざ出陣。風邪はまだ治りきってはいないが、まあ、入っても大丈夫だろうという自己判断だ。17:50自宅をでる。

18:00ちょい過ぎ、目的の店に到着。「この店高いんじゃないの?」とビビりながら、扉を開けると、すでに5人のおっさん、おばはんが集合している。後でもう一人増えたので、最終的には7人。メンバーの中で、俺が一番若いといえば、どれぐらい高齢なのかがわかるだろう。最初の一杯は生ビール。あとは焼酎のお湯割を飲み続ける。結構うまい。N村寿司の親父とMSさん以外は初対面だが、すぐに打ち解けるのが、私の「得意技」。元気な60代、70代のおっさん、おばはんとワイワイ言ってるうちに、2時間などあっという間に過ぎてしまう。

みんなでOrgan Jazz倶楽部に移動。

20:00からライブが始まる。

この日の出演は「鈴木孝二シクステット」

鈴木孝二シクステット@Organ Jazz倶楽部

鈴木孝二sa cl、唐木洋介ts fl、飯沼五洋p、古里純一b、マイク・レズニコフds、さがゆきvo

そう。友達でもある、さがゆきさんが出るというのも、私がこの日のライブに足を運んだ理由。スタンダードから前衛まで、彼女の幅の広さは驚異的だ。

アンデサイデッドに始まったライブは、モーニンとかクールストラッティンとかの超有名スタンダードが続いて、なかなか雰囲気がよろしい。

第一部と第二部の間に、さがゆきさんと話し込み、あっという間にLINE友達になってしまいました。

最後の曲『鈴懸の径』が終わったのは、おそらく22:00ごろ。

足の悪い元テレビプロデューサーが、階段を上がるのをアシストしつつ、店を出ると、じゃあ、もう一軒行って締めよう、というような話になって、Organ Jazz倶楽部の並びにあるバー『エンジェル』にイン。

ギネスを飲みつつ、ピザなどを食べて「いやあ、いい演奏でしたなあ」と、この日が締めくくられる、はずだった。

しかし、ここで「事件」が起きる。

そろそろ、お開きという頃にMSさんが突然、バランスを崩して倒れてしまったのだ。

少し、いびきのような呼吸音がきこえる。こいつはヤバイ。カウンターの中にいた店員がすぐに救急車を要請。私は●川さんに連絡をとって、「MSさんのご自宅の電話番号を大至急教えてくれ」と要請する。

MSさんは、ほどなく意識を取り戻して、自力で立ち上がろうとしたが、「そのまま寝ていた方がいい」とみんなで抑える。

東京消防庁の救急車がやってきたのと、私の電話が奥様に通じたのがほぼ同時。

奥様に事情を説明していると、消防隊員が「誰か一人付いてきてくれ」というので手を上げ、救急車に同乗する。奥様には「搬送先が決まったら、また電話します」と電話を切る。

結局、MSさんが通っているTS病院に搬送することが決まる。

車内でのやり取りを聞く限り、MSさんの意識はしっかりしている。

救急隊員が奥様に行き先を告げ、TS病院へ。救急車に乗ったのは初めての経験だ。

病院に到着。救急車を降りると、MSさんの奥様と娘さん、息子さんがかけつけていた。

私の役目はここまでだな。

3人に軽く経緯を説明して、ここで帰ることにする。息子さんは「車でお送りしましょうか」と気を使ってくれたが、ここからなら歩いて10分で帰れる。申し出を固辞して、徒歩で帰ることにする。

歩きながら、市●さん、N村寿司のマスターなどに、無事にMSさんがかかりつけの病院に到着したことを報告。

自宅に戻って、ふーっと深呼吸。

寝ようとしたタイミングで、MSさんご本人から電話が入る。

「今日はありがとう。今、こっちも自宅に戻った」。

おそらく、病院で検査したが「異常なし」ということになったのだろう。とすると、やはり「飲み過ぎ」か。

まあ、何にせよ、良かった良かった。これで安心して眠りにつける。